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「ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ」が自己肯定感向上にジワジワ効いた

私はエッセイ漫画を読むのが好きです。
本や漫画がそもそも好きなこともありますが、特にエッセイ漫画と言うジャンルは
普段は聞けないような踏み込んだ内容が多いと思います。
今回はそんなエッセイ漫画の中でよんだ「ゆがみちゃん」をご紹介します。
私は独親持ちではないですが、世の女子が抱えがちな自己肯定感の低さをちょっと軽くしてくれる素敵な漫画です。

 

ゆがみちゃんって?

「家族」に苦しむすべての人へおくる解毒コミックエッセイ!

兄妹を徹底的に差別し、娘の人格を否定し続ける母。
罵声や暴力によって、わが子をコントロールしようとする父。
新興宗教を家族に強要し、恨み節や悪口をまき散らす祖母。
大人のいない場所で妹をいじめるようになった兄。
そんな「毒家族」が支配する家で育ったゆがみちゃんが
家から逃げ出し、じぶんの価値を見つけ出し、
自らの手で解毒していく戦いを描く、衝撃のコミックエッセイ。

 

「ゆがみちゃん」のすごいところ

 自己肯定感が低い状態の心理を言語化してる所が素晴らしい!

正直、前半は純粋に「こんな親っているんだ…」と言う、非常に悲しく辛い物語として衝撃的でした。
後半、自己肯定感の低い筆者がその原因を理解し克服することになります。

心の状態と言うのは人それぞれ。他人の心の状態は分かりません。すなわち比べようがありません。
“何となく生きづらい”を感じていてもそれが当たり前になってしまう。
辛いことが起きる→「こんな事で落ち込むなんてなんて弱い人間なんだ…」→さらに辛くなる→自信のなさから上手くいかない… or できないことばかりに目を向けてしまう(無限ループ)
これ、自己肯定感の低い人あるあるだと思いますがいかがでしょう笑

それを心理について作者の原わたさんはご自身で勉強され、分かりやすく表現されている。腑に落ちた感覚でなぜ辛かったのか少し分かった気がします。

 

つらいものはつらいと言うこと
本の中でもまた筆者の方のnoteでも言われている「大日本つらい選手権」について

note.mu

まとめると、
つらいと言う→つらいけどつらいと言うのを我慢してる人がどこからともなくやってきて「我慢しろ(俺も我慢してんじゃい)」と同調圧力をかけてくる→「つらい」と言わないほうがいいんだ!→みんな「つらい」と言わなくなる→みんな我慢しまくりつらいの耐えまくり、チキチキ!全日本つらい選手権!って感じですかね。余計わかりにくいわ!って。ほんとごめんな。

お恥ずかしいことに、私もこの漫画を読んだ後に、
「こんなに大変な人がいるのに、私は独親持ちではなく恵まれているのに、なぜ生きづらく思ってしまうんだ…自分弱い…」
と思ってしまっている自分がいました。(上記ブログを読んでハタと気づきました)

辛いと感じることは辛いでいいんだよと言ってもらえたように思います。
認知の歪みを治すって一筋縄ではいかないなぁと感じるとともに、
上記のような事を言語化してくださった著者様に感謝したいです